森 あゆみ
鹿児島市生まれ。鹿児島県立松陽高校音楽コース、東京学芸大学芸術課程音楽科卒業、1996年ヤマハ主催新人演奏会に出演。 翌年渡仏、ルエイユ・マルメゾン、ラ・クルヌーブ=オベルヴィリエ両国立地方音楽院にて学び、クラリネット、室内楽で一等賞を得る。これまでにクラリネットを中嶋暢宏、須藤清子、フローラン・エオ、ミシェル・アリニョン、アラン・ダミアン、アラン・ビヤールの各氏に師事。
在学中より特に現代音楽の分野に興味を持ち、2004年より Ensemble Cairn クラリネット奏者としてパリを拠点に活動。ジャズ、古楽、クラシック、即興等の音楽、そして芸術のあらゆるジャンルを超え、様々な分野と現代音楽との融合を試みるプロジェクトに多数参加。ダルムシュタット国際音楽祭(ドイツ)、Ars musica(ベルギー)、Why note(ディジョン、フランス)、Voix nouvelles(ロワイヨモン財団、フランス)Musica(ストラスブール、フランス)、Tage für Neue Musik(チューリッヒ、スイス)Archipel(ジュネーブ、スイス)等の現代音楽フェスティバルをはじめ、イギリス、イタリア、オーストリア、フィンランド等ヨーロッパ各地で演奏活動にあたる。これまでにトリスタン・ミュライ、ジェラール・ペッソン、ティエリー・ブロンドー、フリップ・ルルー、ジェローム・コンビエ、フランク・ベドロシアン、ラファエル・センド、フランチェスコ・フィリデイ、ヨハネス・シェルホルン、馬場法子等、数々の作曲家との初演、再演に取り組む。現在、ソロ・室内楽奏者として演奏活動の傍ら、モントルイユ音楽院にて教鞭をとる。Ensemble Cairn、 Musica Universalis、 Trio Cocolaya メンバー。これまで収録に参加したCDに、ジェローム・コンビエ「Vies silencieuses」( 2007年、Aeon / AECD 0754 )、「Gone」(2016年、Aeon / AECD 1651)、 ティエリー・ブロンドー「Lieu & Non-Lieux」( 2009年、Aeon / AECD 0984 )、 ラファエル・センド「Furia」( 2012年、Aeon / AECD 1224)等がある。